『 ホームページの内容を考える 』
ホームページには、まずその内容の中心となる文章がなければなりません。
内容は一般社会的に問題があるようなものでなければ何でもかまわないと思います。 趣味であれ作文であれ日記であれ、また短歌、俳句、川柳、詩などの文芸でも、またグループやサークルのこと、東洋医学や健康に関することなど、いろいろ考えて構想をねると楽しいです。仲間うちで相談しながら作るのもいいでしょう。
また他人のページを見に行くのも参考になりますし、そのページの構成をHTMLで保存することもできるので、それを見るととても勉強になります。
当然のことですが、他人の書いた文書を無断で転載するとか引用するとかいうことは絶対にしてはならないことですし、誹謗中傷なども社会的に問題となりかねません、掲載する内容を、あらかじめ誰かにチェックしてもらうなども一つの方法です。
ホームページを作る・といっても、サーバーに転送するまでは自分のパソコンで行います。転送は一瞬で終わりますから、ほとんど自分のパソコンの中での作業です。
最も時間と手間がかかるのが、文書の作成とHTMLのタグの埋め込みです。
(文書の作成)
まず自分のハードディスクにHOMEPAGEというフォルダを作成します。このフォルダ名は何でもいいのですが後で見てわかる名前にしましょう。
ホームページに掲載する文書ファイルはすべてそこに作成します。
文書の作成は、DOS用でもWINDOWS用でもかまいませんが、メモ帳やWZエディターなどテキストエディターを使ってください。
ワープロでもかまいませんが保存するときは必ずテキスト形式で保存してください。ワープロ付属のホームページ作成なんとかといった機能は、ここでは一切使いません。
作成するファイル名はすべて半角小文字にしてください。
ここでは俳句の好きな「熊さん」がホームページを作るという例を示して説明してみます。
ホームページでは、アクセスした人が最初に見るファイルというのが決められています。そのファイル名は index.htm となっていますので、この名前のファイルは必ず必要です。 つまりこれがホームページの大見出しとなります。
まずはこれを作ります。
エディターでindex.htmというファイルをオープンします。
== index.htm ========
『熊さんの俳句旅日記』
いらっしゃいませー。
ここは 熊さんの俳句のページです、ゆっくりしていってくださいね。
1: 熊さんの俳句集
2: 熊さんの旅日記
3: 俳句を作ってみよう
4: お友達のページ
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はい、これで大見出しができました。つまりこれは最初に表示されるメニューです。
アクセスすると、まずこれが表示されるので適当に選んで目的のページにとびます。
次に 1番の「熊さんの俳句集」のファイルを作ります。ここではファイル名をkuma.htmとしますが決まりはないので適当につけてかまいません。
== kuma.htm ========
『熊さんの俳句集』
パソコンの キーもほしがる 新茶の香り
キーボード もだえる指に 蚊がとまり
パソコンも凍ると知った冬の夜
....
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はい、これで熊さんの俳句集ができました。
ここでは、いろんな工夫をこらしたほうがいいでしょう。
上のように、ただずらずらと俳句を並べるのもいいでしょうし、一句ずつ説明を加えたり作った日のことを書きつづるのもいいでしょう。
次に 2番の熊さんの旅日記 を作成します。
ファイル名は tabi.htmとして、エディターでオープンします。
== tabi.htm =========
『熊さんの旅日記』
2000年5月30日
北陸立山山麓に山菜とりに出かけたら、熊と間違われて、出会ったおばさんが気絶した。
2000年8月30日
東北の、とある川で泳いでいたら、熊が泳いでいると町中が大騒ぎになった。
2000年10月3日
四国のある山で柿の木にのぼって柿をとっていたら、また熊に間違われて銃で撃たれそうになった。
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このような内容なら、さらに目次を作って本文は別のページにするのもいいかもしれませんが、とりあえずこのままでいきましょう。
3番も同じように make.htm などとしてファイルを作成します。
作成するファイルはすべて 何とか.htmと .のあとがhtmになっています。
ブラウザで見るためのファイルは、その拡張子がhtmまたはhtmlに限定されているためです。DOSで作成する場合、拡張子は3文字までしか認められていないので、ここでは .htmとしました。
WINDOWS上で作成する場合には .html のようにしてもさしつかえありません。どちらかに統一しておきましょう。
(ページの構成)
上の例では便宜上、メニューは、最初のindex.htm だけですが
ホームページを作成する場合、ファイル一つの内容は、あまり大きくないほうがベターです。内容にもよりますがあまり大きいと最後まで読んでくれないという傾向があるようです。
ではどうするかというと、上の例では、最初のindex.htm というメニューの1番から入った場合、さらに 春・夏・秋・冬・などのように別のメニューが表示されるようにして、四季ごとの俳句集・といったように分けてやると、さらにすっきりします。
しかし、あまりにメニューが多いと、操作が面倒になって中身を見ないうちに、ほかのページへ逃げていってしまうかもしれないので、そのあたりはいろいろ工夫する必要があります。
さて、ここでできたファイルは以下の4つになりました。
index.htm
kuma.htm
tabi.htm
make.htm
次にそれぞれの中にHTMLタグを埋め込みます。