幼少期の親子関係

精神疾患の方々の多くが幼少期の親子の関係の中で特徴的な影響を受けてきている例が多いようです。
子供が幼少期に親から得るものは、安心感 安らぎ 優しさ・・など人間として成長してゆくうえでとても重要な心の基本になるパワーです。
これは人生を生きるうえで自分は大丈夫なんだ・何かあってもまあ何とかなるやろ・・というような 自分の中心にある基本的な力です。
これがあれば何らかの問題に遭遇しても何とか乗り越えていけるという気持ちが生まれてきます。

しかし、このような親から受け継ぐべき基本のパワーが少なかったり欠落していたりすると、たとえば仕事を選択するときや、他人との距離のとりかた、仕事に使うエネルギーの量・・などの判断や加減がうまくできなくなります。
それはつまり健康な人なら誰もがふつうにしている  こんな仕事が自分に向いていそうだ とか 1時間集中すると体力の限界 とか 彼女との距離をもう少し近づけてみよう・・というように自分と周囲との距離感がうまく把握できないということが起きてきます。

このためたとえば仕事を転々と変えてしまう、人間関係をうまく保てない、1週間で起きられなくなるほど体力を消耗してしまう 感情が不安定・・という精神疾患に特有な症状が出てきます。

私たちが健康で生きてゆくためには  これぐらいなら1週間続けていられる これはちょっと無理だな というように自分が楽にできる状態を常にコントロールしながら楽に生きる必要があります。
こういった感覚はもともと身体がもっているものですが、精神疾患はこの機能をうまく使えなくなるという病気です。
東洋医学は、私たちが元来もっている 生きるためのパワーを元に戻して最大に発揮できるようにすることを得意としています。

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---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----