繊細な身体感覚とストレス
演奏家 歌手 画家などのアーティスト特有のストレス
ピアノやバイオリン 管楽器などさまざまな楽器演奏による身体のストレスや疲労は、一般の運動や労働によるものとは異なる性質があります。
それは身体の微細な動きや抑制によって起きる独特なストレス性疲労や緊張のために起きるもので、使う楽器や身体の使い方によってそれ特有の症状が現れます。
身体にかかるストレスや緊張が微細で抑制的であるために、痛みや違和感など自覚症状が現れるのが何年も後・というように、状態がひどくなってから症状が現れるという特徴があります。
このため現れる症状も 眠れない 手のふるえ 心臓がどきどきする 飛行機や電車に乗るのが怖い 人と会うのが怖い 楽器にさわるのが怖い・・というように、どことなく精神的な症状がひどく強調されてしまうことも多いようです。
これらの症状は、ほとんどが使用する楽器に相対する身体の一部分の使いすぎ・が主な原因であると考えられます。 使い続けることによって疲労やストレスを処理できなくなったときに、さまざまな症状として現れるものですが、そのことに感覚的な自覚がなくなっているのも特徴といえます。
◆ 楽器演奏だけでなく バレエ ダンス 歌・演劇など身体で表現をするような方々、画家 彫刻家 造形作家なども、それぞれ使う身体部位による特徴的なストレス性疲労や緊張が見られます。
◆ 症状の特徴
最初は、それぞれの身体で使う部位のこわばりや緊張感、疲労感 痛みが現れたりしますが、ほとんどの場合、さらにトレーニングを重ねることによりそれを克服して、さらなるレベルアップを続けることで、技術のレベルアップとともに身体的な能力も一般的には高まってゆくものと思われます。初期のうちは各部のこわばりや緊張感 疲労 ストレスなどが起きますが症状が軽く年齢も若ければ自然に解消されてゆきますし、軽いレベルの痛みや緊張 疲労 ストレスなどは、さらにトレーニングを繰り返すことで感じなくなっていきます。
しかしこのように感じないまま蓄積してゆくストレスや疲労は、一定限度を超えたときに、心臓の動機 不眠 不安 手のふるえ 微熱 過食嘔吐 いらいら 幻聴などの精神症状のような形で現れることがあり、そのレベルになると原因がはっきりわからない・というような状況になってしまいます。
◆ これらの症状も軽いうちなら、ただの疲労や軽いストレスとして治療できる程度のものですから、初期の段階で身体の使い方や動きやストレスなどについて知識と理解を得ておくことや、正しい身体的な疲労回復やストレス解消をしておくことが必要になります。
■ イエラ治療室では、このような微細な感覚の疲労やストレスに対する診察や施術に対応しています。 身体を使うことで芸術的表現を続けておられる方々は、ぜひお気軽にご相談ください。
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---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----