精神疾患の東洋医学的治療法

精神疾患は心の病気ではなく、心と身体のバランスが極度に乱れた状態になるという関係性の問題がひき起こす病気です。心にふれたり施術することはできませんが身体を施術し元に戻すことはできます。

ふつうは こうしようと思うことは、たいていその通りに体が動いてくれます。
でも精神疾患になるとたとえば 頭では こうしなきゃと思っていても、体はそういうふうに動けない・・こんなにがんばっているのに何でだろう?という矛盾。これはご本人にとっては暗闇に迷い込んだ状態です。
心と身体は、個別にしかも関連付けながら診察治療する必要があります。

体の治療

精神疾患に陥った体は、いま自分が緊張しているのかリラックスしているのかさえ、ご本人がわからなくなっている/見えなくなっている・これが心の不安定の要因です。
リラックスできない体は昼も夜も緊張から解放されないのですから生きるパワーがなくなり不安や恐怖感が生まれてきます。
このように、自分が見えなくなった身体感覚を元に戻すことで、まず安心感が生まれてきます。
はり 温灸など東洋医学の施術はこのような身体に作用して、もともとある生きる力を発揮できるよう誘導します。

心の治療
人の思考や行動は、とくに幼少期に身についた習慣に大きく影響されていますが、その時期に身についてしまった ある種の思考のくせによって苦悩する場合があります。
身についた習慣は内在して機能してしまうため、自分はがんばっているのに なぜか生きるのがつらい・というように自分の思いとは違う結果に苦悩します。
 ほとんどの方は “こうしなきゃ こうあるべき・”と思いばかりが大きくなり実際にはそういうふうにはできない・動けないという矛盾に苦悩します。
これらの修正には時間がかかりますが、上記の体の治療とあわせて、カウンセリング(対話療法)によって、自分がどこを見て何を基準に生きればいいのかという視点を導き出していきます。

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---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----