『 ホームページづくりのための準備 』

 視覚障害でも音声を使ってホームページを作ることは可能です。ここではその基本的な方法について説明してみます。

  (最低必要なもの)

 1: WINDOWSの動作するパソコン。
 2: インターネットにアクセスできること
 3: 音声でホームページを閲覧できる環境があること。
4: 文書作成用にエディターが使えること
 (これはDOS用でもWINDOWSのメモ帳でもOK)
5: FTPソフトがあること(これは後述します)

  (はじめに)

 ホームページは、あなたが契約したプロバイダのWEBサーバーのハードディスクの中に、一般的には5mb程度が確保されています。
そこにあなたが自分のパソコンで作った文書ファイルや写真などを転送することで作られます。
 そのサーバーの自分の領域に書き込みしたりするためには固有のIDやパスワードが必要です、通常はプロバイダと契約したときにそれらも記述してあるはずです。
しかし作業の99%は自分のパソコンの中で行います

  (ホームページの内容)

 ホームページをどのような内容にするかは、自分で決めておく必要があります。
俳句や川柳、短歌など文芸関連、スポーツや音楽、旅行など趣味に関するページ、
東洋医学や健康に関する情報提供、視覚障害者自身のことや社会参加に関する情報、視覚障害者のパソコン利用方法など、おもに情報提供型のページもいいでしょうね。
またサークルやグループの紹介ページや連絡用としての仲間うちだけに公開するページもあります。ホームページを公開せずに自分の日記がわりに使っている人もいます。

 ホームページには写真や絵などを入れることもできます、視覚障害の場合このようなグラフィックは関係なさそうですが、少しだけ見える人の手を借りるだけで簡単にページに貼り付けてワンポイントのある美しいページを作ることも可能です。
 このように構想をねってあれこれ考えるのも楽しいことです。
でも最初からいろいろ考えすぎて、できなくなってしまうより、とりあえず作ってしまって、徐々に変更していけばいいと思います。変更や追加、削除などは後述するFTPソフトを使っておこないますが、とても簡単です。

  (HTMLスクリプトのこと)

 ホームページを作るときには、これがもっともハードルが高く感じられることかもしれません。
 ホームページはエディターで作成したファイルを、そのまま掲載することはできません。転送はできるのですが相手のパソコンから見ると、とても読みづらい状態になってしまうのです。
 そこで受信したパソコンの画面に文字を正しく表示したり色をつけたり文字の大きさを指定したり、他のページとリンクさせたり・などを指定するのがHTMLです。
 ホームページを作るためのソフトも市販されていますが、ここではHTMLタグを覚えていただきます、メモ帳やDOS用のエディタが使えれば簡単ですし、なにより自分のページを自分でカスタマイズすることができる基本だからです。

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